八王子法面の緑化〜その後の状況

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    10月にドクターペーハー液剤を散布していただき中和処理した法面緑化の状況です。
    種子散布後1か月が経過し順調に生育していますが、寒波の影響もありそろそろ生長が鈍化してきています。
    pH11前後の法面での緑化としてはうまくいっていると思います。
    IMG_2137.JPG

    表層はほぼ中性域を保持しています。
    IMG_2134.JPG

    しかし想定よりも高いpHを示すところが数か所ありました。
    よく観察してみると凍上が顕著な箇所です。おそらく下層10cmあたりからの土壌水が表層へ凍上し、アルカリが集積したものではないかと思われます。
    中和処理後のpH変動へのご質問には、夏場の蒸発散によるアルカリ集積によるpH上昇について御説明してきましたが、凍上に関する情報も加える必要がありそうです。
     

    八王子の造成地

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      大規模な造成地。8月の豪雨で法面の一部が壊れ、その後石灰処理し修復した箇所です。

      中和試験のための土壌採取にお伺いしました。
      八王子造成地1.JPG

      法面全体は種子散布、さらに1屬△燭蠖本の苗木植栽が予定されているため、表層散布のためのドクターペーハー液剤と植穴土壌中和処理のためのドクターペーハー(粉)を用いた中和試験を実施しました。
      ドクターペーハー(粉)の配合
      八王子造成地2.JPG

      ドクターペーハー液剤の希釈液の配合
      八王子造成地3.JPG

      中和試験状況です。
      八王子造成地4.JPG

      試験報告書を提出させていただき、ご採用いただきました。
      種子散布車タンクで所定の希釈倍率とします。
      八王子造成地5.JPG

      散布状況です。散布量は3リットル/屬箸靴泙靴燭、ノズルを持った職人さんの勘が頼りです。ほとんど誤差のない散布ができています。いつも感心させられます。
      八王子造成地6.JPG

      散布箇所のpHチェック(散布後4時間程度経過)
      表層1cmがpH4.6程度、2cmの箇所でpH6.3程度。徐々に浸透しながら数日でpH8以下で安定するはずです。
      八王子造成地7.JPG

      容器の始末ですが、減容化は産廃コスト削減に直結します。
      液剤の容器は、まず真ん中あたりを踏んづけます。
      八王子造成地8.JPG

      体重をかけ踏み込みます。
      八王子造成地9.JPG

      次に底部分と天端部分を両足で踏みつけると、簡単につぶれてくれます。
      八王子造成地10.JPG

      このあとキャップをするとふくらみ難くなります。

      1週間程度開けて、次は苗木植栽のためのドクターペーハー(粉)による中和処理となります。

      関東1級河川堤防のアルカリ処理から半年後

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        今年2月にドクターペーハー液剤を散布した法面です。
        野芝による緑化で、5月に観察した際には良好に活着していました。

        10月下旬に再訪してみましたが、全く問題ありませんでした。表層のアルカリ中和処理は有効であると確信しました。
        荒川堤防1.JPG

        一部で紅葉が始まっています。密度も高くとても良い状態です。
        荒川堤防3.JPG

        圏央道JCT法面その後 生育不良個所

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          ドクターペーハー液剤散布後、ワラ芝による緑化例です。
          改良土は石灰改良とセメント系固化材によるもの、2通りで造成されていて、pH10~10.5程度のアルカリ性を示していました。
          土壌高度が35mm以上あるところが多く分布していました。

          先の記事からの転載になりますが、セメント改良土でこのような平滑に仕上げられているところは釘も刺さりにくいほどの硬度がありました。


          同じ工区ですが、こちらは石灰処理土で、表面は水が浸透しやすい状況です。


          ワラ芝の生育状況です。ここは比較的良好でした。





          生育良好な箇所 pH7.95で想定内です。


          生育不良の場所です。


          土壌硬度が硬く平滑に仕上げられている法面は土木的には優良な仕上げであり当然の事ですが、緑化といった観点からみると、なかなか難しい問題を含んでいます。特にセメント系固化材による改良土の場合、自硬性の改良土になりますので硬い仕上がりになってしまいます。
          結果として中和剤が十分浸透しない、また発芽後の根の伸長が阻害され乾燥害を受けるといった事になります。

          造成してから時間を経ると、セメント系固化材による仕上げ面も風雨にさらされ若干荒れてくることがあります。このような箇所であれば中和剤の浸透が改善され、根も伸長し易くなるのではと思います。
          以前、ほとんど中和剤が浸透しなかった場所では、表面を金属レーキで引っ掻き散布したことがあります。小面積なら可能ですが、広大な面となると難しいですね。今後の課題です。

          今後も継続して生育不良個所を観察し、報告させていただきます。

          関東1級河川堤防 ドクターペーハー液剤散布後の野芝

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            2014年2月19日にドクターペーハー液剤を散布した現場です。元々はpH10程度の石灰処理土が盛土されていて、中和試験結果から判断し、10倍希釈液を2回散布することでpH8.0以下に中和処理するものとしました。
            野芝の貼り付けは3月5日から行われています。

            2か月後の5月7日の野芝生育状況です。順調に生育しており特に問題はありません。


            ほんの一部をめくってみましたが、根は中和処理した層へ伸長を始めています。


            この部分、一か所だけpHを測定してみました。
            pH7.95を示しています。提案通り基準を下回っています。
            ドクターペーハー液剤が浸透している範囲は2~3cm程度ですから、一時的には蒸発散に伴い下層からのアルカリが浸透し、pH値は上昇する場合もあると思いますが、根が伸長することで土壌中に二酸化炭素を排出します(呼吸作用)ので、将来的にはpH7〜6.5程度まで中性化してゆくものと思います。


            もちろん観察箇所は丁寧に現状復帰させていただきました。
             


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