ベトナムからの農地土壌改良の依頼

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    ベトナムはハノイの旧市街。
    6月に訪越した折にできた人脈のお一人からベトナムでの農地土壌改良についての問い合わせがありました。
    中国産野菜類への危機感は経済発展途上にあるここベトナムでも同じで、安全安心な食への意識が高まっています。
    そこで日本の技術、知恵、経験を活かした無農薬有機栽培ができないかとのこと。
    ある農法で御殿場でのにんにく栽培を始めたばかりの当社ですが、えいやっ!とばかり再び訪越してしまいました。
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    ベトナムで手広く農業を営む会社からの依頼とのことで、早速現状を視察にハーナム省にある農園へ。
    農地は紅河の向こう岸。陸路がないので渡し船が待機しております。
    ランボーがマシンガンを持って川下りしているシーンがよぎります。
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    農機具はというと、日本製の中古品でしょうか?
    農機具は中古でも価格が高く、ここベトナムで機械化している農家は極僅かです。
    機械が不足すれば人海戦術で土壌改良すればよいわけで、これは雇用といった観点でみると推奨されることなのです。
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    折しもベトナムでは本年2回目の米の収穫時期。(北部は2期作、南部は3期作)
    家族総出で鎌で稲を刈り、唯一の機械である共同所有の脱穀機でモミを取ります。
    そして路上での乾燥。ほとんど手作業です。

    帰途、延々と続く米畑に夕陽が長く射し、老いも子供も収穫に汗を流している光景を目にすると、とても大切な何か、はっきり言えば、「幸せ」がそこにあふれているような印象を受けました。異邦人の感傷なのかもしれませんけど。


    古いポンプだって重要な戦力になります。
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    さてこちらが今回の改良対象の畑です。
    右を見ても
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    左をみても対象農地。40ha。突き当りは紅河です。
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    断面観察。
    過去の紅河氾濫で堆積した土壌です。保肥性は高そうです。粘土質で、排水はやや劣るか?
    これは耕耘と牛糞たい肥の施用で解決できます。
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    といった視察となりました。
    来年早々にはハノイに進出する日系スーパーへの野菜の供給を予定しているそうで、実施するならすぐにでも計画を立案する必要があります。
    経済的な格差が大きいので、見積もりはかなりコストダウンをしないと契約はできないでしょう。
    でも、やりがいがあるので前向きにチャレンジしたいと強く思っております。
    今後、農地の規模はまだまだ拡大するそうで、日本への安全な野菜供給も視野に入っています。

     

    耕耘作業

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      先日播いた土壌改良資材を寝かせ、本日いよいよ耕耘します。
      地元の農家さんへお願いしました。


      ふかふかです。


      2反目です。徐々に畑らしくなってきました。


      耕耘作業終了。晴れていれば雄大な富士山が臨めます。


      この後はペーイローダー?で畑を平らにし、さらに畝づくりとなります。
      すべて機械ですが、地元農家の方のネットワークのおかげで、なんとか借用できることになっています。

      作付は10月初旬の予定です。

      農業、始めました。御殿場で無農薬有機栽培を目指します。

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        農業を始めました。とはいっても僅か2反からのスタートです。無農薬有機栽培でジャンボにんにくを作付します。
        土壌改良は造園工事や緑化工事など様々なな経験がありますが、農地は初めて。
        農業は土壌改良資材、種、肥料、農薬、労務費など、すべて先行払いで収穫に失敗は許されません。

        知り合いのご尽力で確保した2反の畑。御殿場ですから晴れれば富士山が目の前に迫ります。
        雑草で覆われた畑ですが、これも鋤き込んで緑肥とします。


        今回は現地土壌微生物を活性化するためにいくつかの資材を使用しました。
        先ずはこの場所に棲む土壌微生物を採取。(土を掘り取るだけですけど)


        これに米ぬかと特別に発酵させた菌類を混ぜます。
        これは菌類の塊。


        米ぬか


        これを畑に撒いていきます。


        機能水といわれる不思議な水。


        これも散布。


        これで土壌改良は完了。3〜4日後に耕耘します。

         

        圏央道JCT法面その後 生育不良個所

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          ドクターペーハー液剤散布後、ワラ芝による緑化例です。
          改良土は石灰改良とセメント系固化材によるもの、2通りで造成されていて、pH10~10.5程度のアルカリ性を示していました。
          土壌高度が35mm以上あるところが多く分布していました。

          先の記事からの転載になりますが、セメント改良土でこのような平滑に仕上げられているところは釘も刺さりにくいほどの硬度がありました。


          同じ工区ですが、こちらは石灰処理土で、表面は水が浸透しやすい状況です。


          ワラ芝の生育状況です。ここは比較的良好でした。





          生育良好な箇所 pH7.95で想定内です。


          生育不良の場所です。


          土壌硬度が硬く平滑に仕上げられている法面は土木的には優良な仕上げであり当然の事ですが、緑化といった観点からみると、なかなか難しい問題を含んでいます。特にセメント系固化材による改良土の場合、自硬性の改良土になりますので硬い仕上がりになってしまいます。
          結果として中和剤が十分浸透しない、また発芽後の根の伸長が阻害され乾燥害を受けるといった事になります。

          造成してから時間を経ると、セメント系固化材による仕上げ面も風雨にさらされ若干荒れてくることがあります。このような箇所であれば中和剤の浸透が改善され、根も伸長し易くなるのではと思います。
          以前、ほとんど中和剤が浸透しなかった場所では、表面を金属レーキで引っ掻き散布したことがあります。小面積なら可能ですが、広大な面となると難しいですね。今後の課題です。

          今後も継続して生育不良個所を観察し、報告させていただきます。

          せっかくですので、当社の軽量人工土壌について簡単にご案内

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            当社の軽量人工土壌は、ほぼ100%リサイクル素材です。
            今から25年ほど前、東京の屋上庭園用にと北海道の軽石を利用していました。ところが採掘箇所はみるみるはげ山になり、美しい小さな流れも消えかけて。東京の緑のために、地方の自然が失われていてよいのかなぁと感じた次第です。まぁ、採掘箇所は農地に転用され実際に収穫されていますから、一概に悪と決めつけているわけではありません。

            屋上緑化に適したリサイクル素材はないものか、そんなことを日々考えているとやがて向こうから訪れてくるものですよね。
            素材はALC(軽量発泡コンクリート)です。埼玉県入間市にある株式会社比留間運送さんで、これを破砕し路盤とかの骨材としていることを知りました。さらに比留間運送さんでは同じ工場施設で剪定枝たい肥まで作っています。
            ALCはアルカリ性ですが、これの中和は得意分野ですので早速試作を繰り返し、製品化したものが「ボストンファーム供廚箸覆蠅泙后(長文すみません)

            さて簡単な製造フローです。
            仝従譴巴失爐発生 
            廃棄物として収集運搬、入間市の比留間運送さんへ 
            G忘佞慧感擇箒睫屬鮗茲蟒きます(手作業です!)
            な級機で篩い分け(粉分は肥料や酸性土壌改良材になります)
            ナ級された骨材を中和
            ζ韻源楡澆農源困気譴討い誄鯆蟷沺野菜くずのたい肥と肥料を混合
            Д侫譽灰鵑傍佑瓩峠于戞25リットルの小袋入りも受注生産しています)


            と、かなり優秀なリサイクル土壌です。(多量の急な注文に増産対応できないのがリサイクルの弱点ですけど)

            これは私の空想ごとですが、仮に建物の耐用年数が来たとき(70年とか)、この人工土壌は根が残ったまま肥工程に乗せれば、再び軽量土壌として再生できます。生えていた植物が不要であればチップ化し、同じくたい肥として活用できます。


             

            大規模な屋上公園 5月の状況

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              木々の新緑の輝きが美しいこの季節、昨年から年初にかけて当社のリサイクル素材の軽量土壌を納品させていただいた現場を訪問いたしました。
              水処理施設の天蓋部分で、とても大きな公園になっており一般に開放されています。(現時点では芝生養生中で中へは立ち入りできないようです)サッカー場も併設されているほどの大規模な人工地盤となっています。



              これ、本当に屋上庭園なんです。
              車が来ないので小さな子供も安全に駆け回ることができます。遊具で母親と幼児が楽しそうに遊んでいました。
              素敵な午後でした。
               

              関東1級河川堤防 ドクターペーハー液剤散布後の野芝

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                2014年2月19日にドクターペーハー液剤を散布した現場です。元々はpH10程度の石灰処理土が盛土されていて、中和試験結果から判断し、10倍希釈液を2回散布することでpH8.0以下に中和処理するものとしました。
                野芝の貼り付けは3月5日から行われています。

                2か月後の5月7日の野芝生育状況です。順調に生育しており特に問題はありません。


                ほんの一部をめくってみましたが、根は中和処理した層へ伸長を始めています。


                この部分、一か所だけpHを測定してみました。
                pH7.95を示しています。提案通り基準を下回っています。
                ドクターペーハー液剤が浸透している範囲は2~3cm程度ですから、一時的には蒸発散に伴い下層からのアルカリが浸透し、pH値は上昇する場合もあると思いますが、根が伸長することで土壌中に二酸化炭素を排出します(呼吸作用)ので、将来的にはpH7〜6.5程度まで中性化してゆくものと思います。


                もちろん観察箇所は丁寧に現状復帰させていただきました。
                 

                関東一級河川堤防アルカリ法面対策〜ドクターペーハー液剤散布後のpH調査

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                  当該現場ではpH9~10のアルカリ性を示していて、室内試験ではドクターペーハー液剤10倍希釈液を2回散布すると3地点ともpH8以下に中和処理可能との結果となりました。実際の施工も、試験結果通りに進めていただきました。

                  下図が室内試験結果である中和曲線です。10倍希釈液2リットル/屬鬘臆鷸局曚垢襪海箸pH7.4~7.9の範囲に中和できることがわかります。


                  散布後、翌日以降であれば芝張りが可能となります。すでに野芝が搬入されています。


                  8か所を測定しました。pH7~7.9の範囲にすべて収まっていました。室内試験結果通りになっています。
                  4月以降、芝生の生育状況を調査しここで報告させていただきます。


                  アルカリ土壌の中和処理と硫化水素ガス発生について

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                    強アルカリ土壌を中和する際、まれに硫化水素ガスが発生することがあり注意が必要です。
                    アルカリ土壌に高濃度のドクターペーハー液剤を散布すると土壌表面が激しく発泡することがあります。

                    次の写真は石灰処理土(pH9.5)にドクターペーハー液剤5倍希釈液(高濃度)を配合した直後の状況です。ここでみられる発泡ガスの成分は二酸化炭素です。
                    土壌中の炭酸化物(たとえばセメント由来の水酸化カルシウムが大気の二酸化炭素と反応して生成された炭酸カルシウム)が瞬間的に強酸性と接触することで発生するものです。従って臭気もありません。
                    強酸性雰囲気での反応ですから、中和反応とともに発泡は10〜20秒程度で終息してしまいます。


                    では硫化水素ガスが発生するケースを考えてみます。
                    硫化水素ガス発生要因は次の2点となります。

                    1.土壌に弱酸の硫酸塩が多量に含まれている
                    一般的な土壌はこのようなことはありませんが、注意が必要なのはセメント系固化剤で改良された土壌です。
                    セメントや固化剤の成分として、弱酸の石膏が多量に含まれている場合、これが原因で硫化水素ガスが発生する場合があります。特に改良直後のフレッシュな土壌を中和しようとする場合は注意が必要です。

                    2.上記の土壌が多量の酸、または強酸と接触したときに発生しやすい
                    pH10~11を超える土壌の場合、どうしても中和剤の配合量が多くなります。液剤散布の場合は濃度の高い希釈液を用いるケースがあります。

                    以上のとおり、硫酸根を含む土壌を中和すると瞬間的にpH2~3になるわけですが、この時に瞬間的な硫化水素ガス発生がみられます。土壌中のpH値は秒単位で中和反応が進むため、10〜20秒程度でpH値は4程度まで上昇します。
                    この段階では硫化水素ガスの発生は止まってしまいます。どうしてもこのような土壌を中和処理する場合は急激に強酸性にならないように中和剤を少しずつ配合するとか、液剤の場合であれば希釈倍率の高い液を複数回散布するなどの方法を検討する必要があります。ドクターペーハー液剤には硫化水素ガス発生抑制のための工夫をしておりますが、それでも高濃度で、対象土壌に石膏やスラグが多量に含まれている場合、硫化水素ガスの発生がみられます。

                    下の写真はセメント系固化材で改良された盛土部分にドクターペーハー液剤を散布した時の発泡状況です。現場でガス検知管で測定しても地表付近で1~2ppm程度で風下側1m付近では臭気を感じるものの1ppm測定下限値でした。硫化水素ガスは0.25ppm以上になると感じ、不快臭ですので住宅密集地などで散布する場合は注意が必要です。


                    同様の土壌を採取しドクターペーハー液剤の濃度を変えた試験を実施してみました。
                    下の写真は硫化水素ガス検知管ですが、上は原液散布、中央が10倍希釈液、下は15倍希釈液を散布し、密閉容器中で測定したものです。
                    上(原液):60ppm
                    中央(10倍希釈液):50ppm
                    下(15倍希釈液):2ppm
                    あくまでも密閉容器中での測定ですが、散布箇所に窪地があり無風下での施工などといった場合にはガス発生に留意する必要があります。
                    当社では硫化水素ガス測定を無料で実施しておりますので、必要であれば土壌サンプルをお送りください。




                     

                    酸性硫酸塩土壌の中和

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                      酸性硫酸塩土曜とは、硫黄化合物を含む土壌が還元状態で存在している場合、これを掘り起こすと酸化され硫酸を生じる土壌を指します。結果として掘り起こした直後は中性〜アルカリ性を示していますが、経時的に酸化され強酸性に移行しpH2程度を示すことも珍しくありません。

                      ここを緑化しようとする場合、一般的には消石灰や炭酸カルシウムを用いて中和されることになります。消石灰は目に入ると危険ですので最近ではあまり使用されなくなっています。これらの資材は土壌中の腐食を減少させるため、土壌の団粒構造を壊し固い締まった土壌になってしまう傾向があります。積極的にたい肥を利用できればよいのですが、造園・緑化工事においては後からたい肥を混ぜることはできないケースがほとんどです。

                      当社では、酸性硫酸塩土壌の中和資材として「ドクターペーハーSX」を製造・販売しております。当社のリサイクル軽量人工土壌「ボストンファーム供廚老變免泡コンクリート(ALC)を破砕したものが骨材となっています。その製造過程で0~3mmのパウダーが生じることになり、肥料への配合やたい肥の水分調整剤として利用されていました。肥料メーカーでは含まれるケイ酸が稲の倒伏に有効であるとしています。ですからイネ科植物が利用されることの多い酸性法面では一石二鳥的な材料となります。ドクターペーハーSXは、この材料に酸性土壌改質材を加え適度に水分を持たせた状態で出荷されます。

                      特徴としては
                      ‐得物なので反応が穏やかで、安全に取り扱いができます。
                      ⊃緤を含ませているため、ほこりが生じません。大規模な現場での混合も安心して作業できます。
                      水に溶けませんので効果が持続します。下層から一時的に硫酸が浸透してきても、土壌中に残っている成分が中和します。
                      ぅ螢汽ぅル素材ですから、比較的安価に供給可能です。もちろん土壌環境基準に準拠した安全な製品です。

                      新潟県内では酸性硫酸塩土壌が多くみられます。
                      写真下は現在進行中の造園工事の状況ですが、灰白色の粉状がドクターペーハーSXです。奥には黒曜石パーライトがみられます。これにたい肥を加え混合していきます。


                      関東はひどい積雪状況でしたが、今年の新潟市内は積雪がほとんどありません。


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