関東1級河川堤防のアルカリ中和処理

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    東京の下町は0m地帯といわれる地域があり、河川氾濫を未然に防ぐために堤防の強化が実施されています。さまざまな調査で危険性ありと判断された箇所は嵩上げされたり地盤を強化するなどの対策が取られています。仕上げはコンクリート製品を敷設する部分と野芝で緑化する部分に分かれます。堤防の改修には「改良土」とよばれる土壌が用いられることが多く、強度は十分ですがセメントなどの固化剤の影響でアルカリ土壌の場合が多くなります。

    このような場所への緑化対策として、ドクターペーハー液剤を散布することをお勧めしています。使い方は散布量と希釈倍率を決め、あとは種子散布車や動力噴霧器などを用いて散布します。

    散布量の判断は現場で実際に水を撒くことからはじまります。適用条件としては2リットル/岼幣綽仔することが望まれます。幸いこの場所は勾配が緩く、試験散布により2リットル/屬了局枸未坊萃蠅靴泙靴拭


    次は希釈倍率の決定です。
    現場で採取した土壌を持ち帰り、散布量に対する浸透深さ分の土壌に希釈倍率を変えたドクターペーハー液剤を配合しpHが安定するまで測定します。



    3地点の中和試験結果ですが、アルカリ性が強く1回の散布では目標とするpH8以下まで中和できませんでした。2回散布した場合で、10倍希釈液でpH8以下まで中和できる結果となりました。
    念のため10倍希釈液を2リットル/屬1回散布、2回散布、および5倍希釈液1回散布の試験区を作っていただき、現場で散布試験を実施しました。


    結果としてpH8以下となったのは10倍希釈液2リットル/峩茲箸いΨ覯未箸覆蠅泙靴拭
    2月中旬に散布施工、その後野芝張りとなります。その後の生育状態など追跡しブログでご紹介させていただきます。




     

    東北の法面緑化 その後 「2回目訪問」

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       東北地方の河川堤防でドクターペーハー液剤をご利用いただいております。
      今回はその後の状況について報告いたします。

      概要は、昨年から本年度末においてpH9〜10程度の河川堤防への野芝張りつけです。ドクターペーハー液剤が浸透した範囲(数センチ)をpH8以下にすることを目的として散布しています。
      2012年8月に散布し張り芝を行った堤防。十分活着しています。
      (4月10日投稿の写真と比較してください)




      ここはは本年度末に散布し、張り芝した個所です。今年の東北は「空梅雨」で降雨量が極端に少ないため、想定より生育は遅い状況です。(6月11日撮影)




      その分、根張りは良いのでは。(水分を求めて鉛直方向へ根を伸長させる)



      ちなみにpH7.76です。(改良目標pH8以下です)


      概ね順調な状態で安心しました。
      このように表層のみの中和処理でも初期活着が良好であれば、高アルカリ⇒根の呼吸に伴う二酸化炭素による炭酸化+根酸⇒徐々に中性化⇒根の伸長⇒より深くまで炭酸化+根酸、といったpH変化の好循環が生じます。
      中和処理しない場合は初期活着が不良となる場合があり、このような場合は上記のような中性化に向かう好循環が生じ難くなります。

      東北地方の河川堤防:ドクターペーハー液剤散布 その後

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         東北地方で河川堤防に野芝を張るためにドクターペーハー液剤を散布していただきました。
        築堤にあたって土質を改良するためにセメントや石灰系の固化材が用いられることで、pH9.5〜10.5程度を呈していました。当社では中和試験を通じ、標準的に10倍〜15倍希釈液を3リットル/峪局曄併楾場所による)すればpH8.0以下に中和できる旨をお伝えし、この通り施工していただいています。

        1.2012年夏に散布、張り芝された場所
        4月初旬の東北地方は、まだ新芽がでるまでには至っていませんでした。昨秋には活着を確認していますが、表層土(芝下の地山2~3cm)を20gほど採取し、pHを測定してみました。
        この場所は、散布前にpH10前後を示していた場所ですが、今回の測定ではpH7.07でした。
        室内試験ではpH8.0以下としていましたが、芝の根が伸長しここ半年でほぼ中性域まで低減したのだと思います。
        詳細はこちらへ 
        http://www.inter-farm.co.jp/drph11.html

        2012年8月に施工した場所   表層2cmpH7.07



        根は十分伸長しています。根は二酸化炭素を含んだ雨水を土中にしみこませる隙間を作ります。
        根自体が24時間呼吸し土壌中に二酸化炭素を供給します。二酸化炭素はアルカリの原因物質である水酸化カルシウムを炭酸化しpHを低減させます。
        このような作用でこの場所は、pH10⇒中和処理pH8.0以下⇒降雨+植物の自浄作用pH7.07、といった流れで中性化しているものと推察しています。

        根張り状況



        2.本年度末に散布、張り芝を実施した場所
        撮影は施工後1~3か月経った4月初旬です。東北地方ではまだまだ冬枯れの状態です。
        しかし南面は暖かく、ちらほらと新芽が出始めていました。




        2箇所から表層2~3cmの範囲で20gづつ土壌を採取してみました。測定結果はpH7.86と7.69で改良目標の範囲内でした。
        (もともとpH10程度だったところを散布によってpH7.5〜8以下に中和する計画)
        今後、ここのpH値の経時的な変化を観察していく予定です。



        ・pH測定状況



        ・ドクターペーハー液剤の散布作業はまだ継続中です。
        早く芝生が活着し、災害に強い堤防になることを願っています。


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